読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

継続してます。

自分のベンチャー起業にまつわるあれこれを自分用に記録。

今年の抱負2017

  • 徹底してユーザー目線、ユーザーファーストを貫く。それ以外を見ない。
  • 優先順位を厳格に守る。価値創出の源泉の核を見極める。つまり、ユーザーファースト。
  • 自社を表すときに、「スタートアップ」ではなく、「ベンチャー」と言っていく。(日本のスタートアップカルチャーはスカスカ劣化コピー品なので不要と判断。一方で、大和魂ベンチャー精神は連綿と受け継がれている。俺はこっちで行く。)
  • 経験者の話以外は聞かない。(実体験を伴いわない主張は相手するだけ時間のムダ。)

台東区はいいぞ!

f:id:kzaway:20161103104840p:plain

台東区はいいぞ!」 ということで渋谷から移転しました。

場所は、東京で一番の文化的多様性を持ったカオスな区、台東区へ。

台東区とは、上野・浅草がある東京23区の一つです。皇居のある千代田区に隣接し、東隣にはスカイツリーのある墨田区が、西隣には東大のある文京区がある、江戸の町人文化の残る歴史ある下町。

 

この街には俺が求める文化的多様性がある。

台東区という土地には、根底に江戸の町人文化という非常にユニークなものがあり、これ自体が文化の土台にあると同時に街の安定をもたらしているといえる。(いろんな意味でな)

そして現代においては、上野浅草では中国・韓国・タイ・インドパキスタン系などが定住しており、DNAレベルの多様性がある。これの何がいいかというと、突き詰めると常識というものがなくなるという状況が生まれるのだ。

日本人10人がいるコミュニティの常識は日本の常識だが、日本人5人+国籍バラバラの外国人5人の場合では日本の常識の効力は危うくなり、日本人1人+国籍バラバラの外国人9人の場合はもはや常識は無くなる。

日本文化色が強いと、どうしてもあの忌々しい「空気」や目先の調和を重視しがちになるので、頭が固くなってしまう。

DNAレベルの差異が生み出す文化的多様性を持ったカオスなコミュニティでは、常識にとらわれる必要がなくなるのだ。

昔住んでいた上海ほどカオス感はないが、俺は台東区のこの点に価値があると考えている。

ということで台東区に移転です。 

広告を非表示にする

スタートアップと大企業とのおつきあい

東京で法人化してまだ1年経ってないけど、なんとか1周年を迎える前に東証1部上場の業界大手との正式な取引をスタートすることができた。

ほんと色々なことが起こったけど、スタートアップにとっては大事な転機といえるので、記録しておく。

 

なんといっても、どこと取引しているかっていうのは、会社を成長させていく上で非常に大事なことだ。

ただでさえ信用力の低いスタートアップにとって、大企業とのおつきあいがあると言えるのと言えないのとでは会社の信用において大きな差を生む。

多くのスタートアップは、自力で開拓するか、先輩起業家に紹介してもらうか、あるいは投資家の力を借りるか、という選択肢になると思う。

自分の場合は、自力で行ったことになる。

これは非効率に思われることもあるだろうが、俺としては、時間はかかるが自力でやることは自分の営業力を証明することになり、自身にもつながるのでいいことだと思っている。

むかし札幌にいた時代によく「スタートアップが大企業と直接取引するのは無理」と言われたが、この考え方は間違っているということは言うまでもない。ベンチャー育成界隈に色濃く残る悪しき発想を行動で否定できたことは、ささいなことではあるがベンチャー起業家としては大事。常識こそ破壊しなきゃいけないものなんだからな。

 

長くなりそうだからまとめるが、まぁ、大事なのはこれからだ。今また新たな挑戦をしている最中だ。さらなる飛躍を目指して世の中に新しい価値を生み出していきたい。

 

「くまみこ」が最終回を迎えたので、熊出村の聖地をお米から紐解いてやるぜ!

アニメ「 くまみこ」が終わった。

いろいろと感じるところがあるが、このエントリーは感想じゃないのでそこはまたの機会に置いておく。

大事なのは、くまみこの舞台となったのは東北のどこなのよ?という疑問、これに答えたい。

 

熊出村は東北の日本海側の山間部にあるとのこと。つまり、青森、秋田、山形のどれかということになる。

この3県からの絞り込みに、俺はコメを活用したい。

ついに気づいてしまったのだよ・・・まちちゃんが何故「まち」という珍しい平仮名の名前なのかに!

 

東北のお米と言えば?

あきたこまち

このお米の名前に全てが入っているのだ。

 

あきたこまち

秋田こまち

秋田 こ まち

秋田 (巫)女 まち

秋田の巫女のまち!

 

そう!まちちゃんは、「秋田県の巫女のまちちゃん」だったのだ! 

 

ということで、ここにめでたくこじつけが完成したので、

俺は、「くまみこ聖地秋田県」説を提唱したい。

 

あ、他にも秋田が有力な説はあるっぽいよ。

アニオリ回の隣村とケンカになったステージがあった施設は秋田県のらしい。

 

では、2期がまともな終わり方になることと、「くまみこ」主役の日岡なつみさんと安元洋貴さんのますますの活躍を願い、このエントリーをとじようと思う。ではでは。

「甲鉄城のカバネリ」第6話感想 多重に折り重なるプロットによるテンポよいストーリー展開で「集う光」を描写

見ていて驚かない週がない!

これが「甲鉄城のカバネリ」の視聴者の置かれている状況ではないだろうか。

今週も俺はこの作品のクオリティに驚きました。

特に、後半部分の展開はもうこちらの想像を超えた表現を見せつけてきた感があって、なんというかもう言葉を失いました。(すごすぎて)

で、「何がすごいのよ?」って話になるので、この辺りを感想と合わせて書いていく。

 

今週の「表現の妙」は、前回書いたエントリーと実体としては同じ。

つまり、「プロットによって描く」だ。

「甲鉄城のカバネリ」の凄さの本質は作画ではなくプロットを使って描くことにある。

目に直接訴えかける視覚表現ではなく、プロットの表現で視聴者の無意識下の心理に働きかける所に「甲鉄城のカバネリ」の凄さがあるのだ。

第4話では、人間心理や環境変化等のプロットによる描写対象が「空中戦」だった。

そして今週は、「危機の発生」と「危機の克服」のプロットが筆と絵の具になっている。(どちらがどちらというのではなく、完成品を創り出す道具であるという意味で)

今週の第6話では、短時間に多発的に折り重なるように危機を発生させ、そして克服もまた、短時間に多発的に折り重なるように完了させ、危機のプロットを見事に回収していく。

このテンポの良さには本当に驚いた。脚本・構成担当者はほんとエグいくらいサディストではなかろうかと思った。

では、詳しい流れを追ってみていこう。

 

まずは、危機の発生から。

f:id:kzaway:20160521003505p:plain

重要なプロットの始まりはやはり危機から始まっている。

まず、「全員」が危機に瀕する融合群体の襲来。

http://livedoor.4.blogimg.jp/anico_bin/imgs/0/3/0333c35b.jpg

 

その直後にやらなければならないのが、おデブの砲撃。

http://livedoor.4.blogimg.jp/anico_bin/imgs/c/b/cbdb2d82.jpg

 

その直後の使命が無名の核カバネ討伐だ。

ここまでは、まぁ当然の流れであり、前段から予測がついていることが現実の展開となったといえる。とはいえ、状況は逼迫しており、緊張感に満ちた戦闘描写だった。

で、見てる側としては、「苦戦する砲撃=>核カバネ討伐」で十分手に汗握るわけなんだが、

「甲鉄城のカバネリ」のスタッフはここに「ギアチェンジの不具合」という更なる危機の発生まで被せて来やがったwww

http://livedoor.4.blogimg.jp/anico_bin/imgs/2/a/2a3e8a57.jpg

見てて「おいおいマジかよ、今の段階で十分ピンチなのに、ここにきてこんな危機のラインまで発生させてくるのかよ・・・!」と正直思った。

この一連の危機の発生パートは、全部で約2分34秒だった。この時間内に4つの「危機の発生」プロットをブチ込んできたわけだ。

 

では続いて危機の克服パートを見ていこう。

f:id:kzaway:20160521003458p:plain

発生した危機のうち、「個人が責を負う危機」は、巣刈のギアの肉塊除去を皮切りに、おデブ、無名と非常にテンポよく克服されていった。

http://livedoor.4.blogimg.jp/anico_bin/imgs/4/1/41e242a2.jpg

http://livedoor.4.blogimg.jp/anico_bin/imgs/0/2/02f56fd3.jpg

http://livedoor.4.blogimg.jp/anico_bin/imgs/3/7/37fca520.jpg

実に1分32秒の間に間髪入れずにこれら3つの危機を克服している。

3つのうち、最後の無名の核カバネ討伐が達成され、無名は名誉挽回し、生駒がしっかりと吹き飛ばされてきた無名をキャッチする印象的なシーンで終わった。

http://livedoor.4.blogimg.jp/anico_bin/imgs/9/b/9bbec0f2.jpg

乗員は車内に戻り、危機は終わった・・・かに思えた・・・。

重要な危機は終わったは終わったんだが、

実は上述の4つの危機のうち「全員」が瀕している危機の克服は明示的にはまだ表現されていなかった。

 

そして、核カバネ討伐からたった8秒後、

 

下手したら全員が死んでしまうような「脱輪の危機」が起こった。(というか、制作スタッフがまたブチ込んできたw)

http://livedoor.4.blogimg.jp/anico_bin/imgs/6/5/65ccb7ad.jpg

いや、どんだけ重ねて来るんだよ!とw

見てる側が安心したたった8秒後に「全員死亡フラグ」立ててくるとかw

エグすぎやろ脚本・構成担当者w(天才かよ!)

 

この危機においては、甲鉄城の主となった菖蒲が行動を起こす。全乗員に向けて「進行方向右に寄ってください」と指示を出した。

http://livedoor.4.blogimg.jp/anico_bin/imgs/1/b/1bfdfd0a.jpg

 

新たの危機とその克服の流れはこんな感じだ。

f:id:kzaway:20160521003440p:plain

最後の危機は、菖蒲の全車両への掛け声で乗員全員が一致団結して重心移動をすることによって克服された。

菖蒲の側近はもちろんのこと、菖蒲に敵対的なオッサン達も一斉に進行方向に向かって右側に移動&車体に体をぶつけていった。このシーンは、危機進行の臨場感が強いので一瞬で過ぎ去ってしまうが、非協力的だった敵対勢力も含めて甲鉄城が初めて菖蒲を中心にまとまった、甲鉄城社会における変化としても非常に象徴的なシーンだった。

第6話のプロット進行においては、最終的にはこういう流れが見えて来る。

全員死亡フラグ=>個人が個別の危機を克服する戦い=>全員死亡フラグ=>全員一致団結しての戦い=>全員生還(六根清浄!)

 

来週は初めて人が通常の生活を営んでいる駅に入るようだ。どういう展開になっていくのかはわからないが、4話で主力パーティーが結成され、6話でコミュニティ全体が一致団結するに至った。

7話以降、無名の謎の頭領「美馬」が登場し、新たな展開に進んでいくことだろう。

毎週木曜深夜が楽しみで仕方ない。とりあえず1期で終わりらしいんだが、これ俺ら絶対不完全燃焼に陥るパターンではw絶対2期やってくれよw

“Grayhair”なメンターの重要性

globis.jp

だから、出雲さんが今おっしゃったことに大賛成だ。私はシリコンバレーでも5社ほどの社外取締役を務めてきた。だからアメリカの社外取締役を内側から見た、数少ない日本人の一人だと思う。で、そうした取締役会に必ずいるのが、英語で言うところの‘grayhair’だ。私は70で、まだ白髪もあまりないけれど(会場笑)。要するに、かつていくつかのベンチャー企業を私のようにシリアルアントレプレナーとして創業・経営したり、あるいは投資したりして、成功も失敗も数多く経験している人々のことだ。そうした‘grayhair’たちが、たとえばミドリムシさんが世界レベルのベンチャーになるよう励まして、助言する。そうした人々が非常に大きな役割を果たす。(01:10:59)

この記事の千本さんの言う「grayhair」といわれるような起業経験があり起業やビジネスの山も谷も経験してきた人がメンターとなってくれることは本当にありがたい。

と、改めて思った1日だった。

もう何年も前からお世話になっている方には、創業時からずっとメンターとして色々と助言をいただいている。

俺は最初から世界を目指すと決めているので、この方のような日本も中国もアメリカも知っていて、あらゆる業界を経験し、0から立ち上げた起業家として山も谷も経験し、国内外に幅広い人脈をもっている人から助言をいただけるのは本当にありがたい。

そして、何よりも、指摘が恐ろしいほどに的確。山も谷も経験している起業家は、スタートアップの足りない部分もビジネス上の落とし穴も見抜いてしまう。

記事にある千本さんの発言は誇張でもなんでもなく、本当に“grayhair”なメンターって、若いスタートアップに魔法でもかけるかの如く導いてくれるので、ハンパねぇーって思った。特に、やはり人脈面でほんとすごいなー、と。

こういう人って絶対スタートアップに必要なんだよな。

よく言われることだけど、0→1をやってるスタートアップにとって、0→1を実際にやってきた“grayhair”の知見や人脈って、本当にお金以上の物だと思う。

いつかは俺も次世代導けるようになるかんな。

「甲鉄城のカバネリ」第4話の空中戦描写について

アニメ「甲鉄城のカバネリ」が熱すぎるので書く。

先週の第4話は実に衝撃的だった。そして昨日、第5話放送となり、新たな展開が始まった。ちょうど今は全体の1/3を超えた節目。

 

第4話の空中戦の妙は有機的に連動したプロットで描く技巧にある

http://animehatena.com/wp-content/uploads/2016/04/2054.jpg(アニメの読み物)

これほどまで見ていて無意識に眼孔が拡大するのを感じるアニメ作品は過去になかった。ヒロイン「無名」の戦闘シーンの動作の躍動感やカメラワークによる表現の意外性には言葉を失い、ただただ己の感性が歓喜している様を感じることしかできなかった。あの躍動感と迫力、カメラワークと体勢維持の発想、もう驚くしかなかった。圧巻だった。

こんな感覚に陥ったアニメは過去なかったんじゃないだろうか。エウレカでも攻殻機動隊でも、この表現が生み出す“瞬間的な衝撃”は得られなかった。

「甲鉄城のカバネリ」が第4話で視聴者に与えた衝撃は、単なる作画の迫力だけからくるものじゃない。

例えば、4話の列車上での無名のアクロバティックな戦闘シーンは、次の流れの中で起こったものだった。

  1. 車内の人間関係の不和が甲鉄城の進路変更を生み出す
  2. 甲鉄城の予定外の危険地域への進入
  3. 進入直前に敵の出現と襲来
  4. 甲鉄城の高速移動による戦場のめまぐるしい変化(トンネル通過による進軍チャンスの発生、落石衝突による瞬間的脱線)
  5. 脱線が生み出す、主人公たちへの上向きの突き上げる物理的衝撃発生
  6. 敵味方関係なく列車に突き上げられ、突然の空中戦突入
  7. 空中で敵と交錯するも無名は臨機応変に対処し敵を倒しまくる

この4話を象徴する戦闘シーンは、主人公たちの意思で空中戦を選んだのではなく、

それ以前の場面での、集団における人間関係の縺れが産み出した環境変化とそれにより引き起こされた戦場に瞬間的な変化によって突入した空中戦だった。

つまり、戦闘とは一見無関係の要素が空中戦へと繋がっていると言える。

一つの空中戦をアクロバティックに描き、作画力で魅せる作品は他にも多数あるだろうが、往々にしてそれらは主人公や敵が自らの意思で空中に飛ぶものが多い。(ドラゴンボール攻殻機動隊等)

これらは謂わば、主人公が空中戦を始めようと思った瞬間から始まるブツ切りの「個人意思駆動型の空中戦」なのだ。

しかし、「甲鉄城のカバネリ」は、空中戦に関係のない登場人物たちの人間関係が結果として空中戦を生み出しているという部分まで暗にリンクさせて表現している。つまりこれは、何段階も前のプロットが有機的に連動して描写された「ストーリー駆動型の空中戦」だ。

ストーリー展開・人間関係・心理・環境などの直接的な視覚表現でない部分までを連動させて主人公の戦闘シーンを描くなんて作品は今まで見たことがなかった。

製作スタッフの創作力には、脱帽するしかない。

「甲鉄城のカバネリ」、この作品は凄すぎる。