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継続してます。

自分のベンチャー起業にまつわるあれこれを自分用に記録。

2015年総括+起業活動記録ブログを始めるにあたり

2015年は日本に戻ってきてから始めて1年まるまる日本で過ごす年になった。

実に10年ぶりのことだ。

そして、日本での起業を始めてもう1年以上たった。個人ブログとして、自分のやってきたことの活動記録のためブログを立ち上げることにした。

 

スタートアップの情熱とカネのジレンマと稼げる事業の創出への挑戦

2015年は、やっと自分のプロジェクトに参画してくれるエンジニアが見つかり、本格的にウェブサービスの開発が始められた年となった。しかし、ウェブサービスを育てていくには安定収益を上げる必要があり、かといってベンチャーが安易に受託に走るとそのままズルズルと何もやりたいことができないまま終わるという例は枚挙にいとまがない。

俺は実現したい未来図があって拠点を日本に移したわけだし、そしてこのスタートアップの陥る蟻地獄と地方都市のITベンチャーが下請けばかりになっているという現実も気に入らない。

なんとしても自力で収益源となる事業を生み出す。こう思った。実現したい未来図はたった一つ。その実現こそが俺が起業した理由なんだから、他人の事業のために時間を使う理由などない。

自分の中国に関する経歴・能力・ネットワーク、そして市場の成長性を考え、インバウンド市場に参入することに決めた。

 

市場規模という絶対的な生存と成長を決定づける条件

ちょうどその頃、たしか4月のことだったか、ある上海時代からお世話になっていた地元IT起業社長から、経産省のIT人材育成事業の支援対象者にならない?というお誘いを受けた。スタートアップにはカネもなければ信用もない。俺は信用力補強をしたかったので、二つ返事でお願いすることにした。

そこからインバウンド事業を収益の柱にすべく動き始めた。

実際にプロトタイプを上海時代の友人と組み実施し、一定の効果が見えた。しかし、ある日、ウチのインバウンド事業に興味を持ってくれた方々に誘いを受け、あるミーティングに呼んでいただいた。その帰りに、「北海道の広告市場は福岡県にすら劣る規模だ」という話を聞いた。帰宅途中もずっとそのことが頭から離れなかった。帰ってすぐに日本の広告市場についてデータを調べまくった。

経産省のデータによると、北海道の広告市場規模は1500億円、全国の1.8%でしかない。一方で、東京は5兆4000億円を超える規模だった。

このデータは自分にとって極めて衝撃的だった。10年間上海で暮らし、最初の起業も中国で、俺は日本の市場を知らなかった。自分は完全に掘るべき場所を間違っていた。金のない金山を掘ったところで、金など出るわけがない。その日の内に東京に移転することを決めた。

経産省のIT人材育成事業のスタートアップイベントに登壇しプレゼンで北海道観光振興について語ったたった数日後にだ(笑)だが、プロトタイピングの最中から、北海道でやる限界のようなものが見えていた。そこにこれだけの市場規模の違いを見せつけられると、ベンチャーとして生存するために東京行きを決めるほかない。

 

余談:経産省ベンチャー起業家育成事業の事務局とうまくかみ合わない件

IT人材育成事業に関しては、実は自分としても気になっていたので、事務局に東京移転について1ヶ月ちょとの間に3度問い合わせした。しかし3度とも担当者は「経産省に確認します」の返事の後、全て放置だった。スタートアップはスピード命なのに、これでは話が進まない。担当者が何を考えてこういう対応をとったのかは未だにわからんが、個人的に思うところとしては、サラリーマンしかやったことのない人間にベンチャー起業支援は無理がある、ということだ。きっと経産省に問い合わせるのが嫌だったので無かったことにしたかったんじゃなかろうか。3度の問い合わせをスルーするって、論外だ。

その後、夏に東京移転を実行し、IT人材育成事業に関しては、その後特に直接関わることなく今に至る。といっても実は秋頃にその担当者からメールがあり、人の紹介を向こうから申し出てきてくれたのだが、期待感0でお願いしてみたところ、予想通りその後放置である(笑)どうしようもねぇww言動に責任感なさすぎワロタwwwww

スタートアップとして声を大にしていいたいのだが、やはりベンチャー育成にサラリーマン経験しかない人材を当てるのは無理があるのだ。事務局に対する信頼度は完全に0だ。ただ、経産省のITベンチャー支援事業の対象者となっていること自体は、与信アップには繋がる可能性はあるかもしれない。だから、個人的にはまぁこれでもいいや、って感じだ。(正直それを実感する事例はまだないが。)

ただたんに、事務局に期待しなけりゃいいだけ。

 

スタートアップが獲得すべきメンター像

よく言われてることだが、スタートアップは自分の夢を心から応援してくれる先輩起業家をメンターとして探すのがベストだと思う。

今自分にとっての一番のメンターは、上海時代にお世話になった経営者の方だ。

東京移転してから、俺はとにかく誰もが知ってるような東証1部上場の大企業に営業かけまくっていた。どれくらい営業していたかというと、ペースとしては、ユーグレナの出雲社長の創業期の2年で500社のペースよりも早いペースになっていた。しかし結果はというと、なかなかうまくいかないもので、日本市場の厳しさを痛感した。そんな秋頃に、その経営者の方から本当に久しぶりにメールをいただいた。「kzaway君、その後、いかがですか?」と。

東京出張の折に時間をいただいて、帰国後のことや現在の事業プランをみていただき、日本でのビジネス経験のなかった俺に様々なアドバイスをしてくれた。

この方のおかげで、2015年大晦日を、来年の希望を持って過ごすことができていると言っても過言ではない。心から感謝している。

 

来年は飛躍の年に!

2015年も終わりに向かい、やっと動き出してきた。来年はスタートアップとしての躍進をかけた1年にしてみせる。

2016年、今年以上に動き回ってやる。