“Grayhair”なメンターの重要性
だから、出雲さんが今おっしゃったことに大賛成だ。私はシリコンバレーでも5社ほどの社外取締役を務めてきた。だからアメリカの社外取締役を内側から見た、数少ない日本人の一人だと思う。で、そうした取締役会に必ずいるのが、英語で言うところの‘grayhair’だ。私は70で、まだ白髪もあまりないけれど(会場笑)。要するに、かつていくつかのベンチャー企業を私のようにシリアルアントレプレナーとして創業・経営したり、あるいは投資したりして、成功も失敗も数多く経験している人々のことだ。そうした‘grayhair’たちが、たとえばミドリムシさんが世界レベルのベンチャーになるよう励まして、助言する。そうした人々が非常に大きな役割を果たす。(01:10:59)
この記事の千本さんの言う「grayhair」といわれるような起業経験があり起業やビジネスの山も谷も経験してきた人がメンターとなってくれることは本当にありがたい。
と、改めて思った1日だった。
もう何年も前からお世話になっている方には、創業時からずっとメンターとして色々と助言をいただいている。
俺は最初から世界を目指すと決めているので、この方のような日本も中国もアメリカも知っていて、あらゆる業界を経験し、0から立ち上げた起業家として山も谷も経験し、国内外に幅広い人脈をもっている人から助言をいただけるのは本当にありがたい。
そして、何よりも、指摘が恐ろしいほどに的確。山も谷も経験している起業家は、スタートアップの足りない部分もビジネス上の落とし穴も見抜いてしまう。
記事にある千本さんの発言は誇張でもなんでもなく、本当に“grayhair”なメンターって、若いスタートアップに魔法でもかけるかの如く導いてくれるので、ハンパねぇーって思った。特に、やはり人脈面でほんとすごいなー、と。
こういう人って絶対スタートアップに必要なんだよな。
よく言われることだけど、0→1をやってるスタートアップにとって、0→1を実際にやってきた“grayhair”の知見や人脈って、本当にお金以上の物だと思う。
いつかは俺も次世代導けるようになるかんな。